04559-161020 集合写真はレンズとカメラの解像力を顕著に表す
SIGMA sd Quattro + SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
100人規模の集合写真を撮影する機会が時々あります。YMCAの野尻小学生キャンプでは110名強の集合写真を毎年撮影していますし、先日は武蔵野市の水球イベントで150名の集合写真を写しました。
機材選びは重要です。集合写真では各人の顔が極めて小さいため、全員の顔がきちんと写る必要があります。それも、中央部分から周辺部まで、満遍なく高い解像力が必要です。そういうレンズは多くありません。
CANON EOS 6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
まずレンズ。解像力が大切です。shioは経験上、シグマのレンズに絶大な信頼を置いています。中でもArtラインのレンズは、今まで使ったどんなレンズより、解像度が高いと感じます。Artラインは、当代最高の光学性能を目指して設計されているレンズシリーズです。
CANON EOS 6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
そしてカメラ。圧倒的にシグマのカメラです。Foveonセンサーだから、細部までくっきり。実際、過去何年か、野尻小学生キャンプの集合写真をEOS 6Dとシグマのカメラで各々複数枚撮影して、撮影したカメラなどを告げることなくボランティアスタッフたちに選んでもらうと、100%、シグマのカメラで撮影した写真が選ばれます。
CANON EOS 6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
今回の水球イベントで150名の集合写真を撮影した機材は次の2種類。
CANON EOS 6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM(Art ライン)
SIGMA sd Quattro + SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM (Contemporary ライン)
前者は最高光学性能を誇るSIGMAのArtラインのレンズですし、EOS 6Dはキヤノンが誇るフルサイズセンサー機です。しかし明らかに後者の方が解像力が高い。被写体の髪の毛ははっきり写っているし、眉毛が生えている感じも見て取れる。子供達の水着に書かれている文字も読み取れる。
後者に使ったレンズはSIGMAのContemporaryラインに属する「17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM 」。広角端の17mm「25.5mm相当)で撮影しました。Contemporaryラインは現代の光学技術に加えて最新のデジタル技術も駆使して設計されているレンズです。 撮影された画像をよく観察すると、確かにArtラインとは異なり、外周部分の解像が甘いものの、十二分に解像していることを実感しました。
CANON EOS 6D + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM
もし後者にもArtラインのレンズ、例えば「18-35mm F1.8 DC HSM」を使っていれば、さらに高解像度の集合写真を撮影できたと思います。でも少なくとも今回使った「17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM 」でも十分に及第点。くっきりすっきり、個々人の表情を捉えることができました。
iPhone 7 Plus
やはりSIGMAのレンズとSIGMAのカメラ、という組み合わせがベストです。いつものように、フラッシュは一切使っておりません(持参もしていません)。
なお、その集合写真は小・中学生が150人近く写っていますので、(武蔵野市の広報等に利用する許諾は全員から得ていますが)ここには掲載いたしません。悪しからず。
代わりに、イベント開始前に少人数で撮影した集合写真を掲載いたしました。機材を納めて持参したバッグは、「とれるカメラバッグ」です。
iPhone 7 Plus
By 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa on October 21, 2016.
Exported from Medium on May 2, 2017.